気圧の変化で不調になる…弱った自律神経の改善には

自律神経が弱っているなぁという方の相談をよく受けます。
特に気圧の変化で不調が起こる、という人は自律神経が弱っているサインです。

更年期障害も自律神経のアンバランスから起こります。

最近ではお子さんの不調も少なくありません。

気圧の変化などで発熱する、頭痛が起こる、めまいがする、お腹が痛くなる。

小学生のこういう症状は珍しくないのです。


自律神経は脳の中の視床下部というところでコントロールされています。

視床下部は脳の中でもヤルコトがたくさん!の働き者です。

体の働きを常に調整している自律神経以外にもホルモン分泌や体温調節、ヒトの三大欲求の食欲や性欲、睡眠に関係します。

だから、ココが弱まると様々な不調が起こるんですね。
自律神経が弱っている方はこの視床下部がかなり疲弊しています。

大人はともかく、子どもなのに疲れているというのはちょっと見過ごせません。

おそらく、夜遅くまで塾に行ったり、ゲームやスマホ、LEDの影響もあるのでしょう。
ブルーライトは目から入って交感神経を刺激しすぎてしまうのです。

時間に追われてストレスを抱えていることもあるかもしれません。
視床下部の疲弊は放っておいて良いことはありません。

頭痛などの不定愁訴だけでなく、睡眠障害やホルモンのトラブル、摂食障害、うつなどの精神疾患にも発展することもあります。

けっこう深刻です。
自律神経弱ってるかも。と思ったらすぐに生活の中でできることをやってみましょう。

それでも良くならなければ、専門家の手を借りることをオススメします。

(ちなみに自律神経失調症によく出されるお薬は抗精神薬など、完全に対処療法のモノしかありません。治すモノではないと思います。)

自律神経を改善する方法


【早寝早起き】

「朝昼に活動して、夜は寝る、休む」が自律神経の基本です。

子どもなら9時に寝て6時に起きる。を意識してみてください。

【散歩などの適度な運動】

動くことで活動モードの交感神経は活性します。朝昼に活動することで、夕方以降はカラダは自然にリラックスモードに移行します。

【夜温めの入浴(+朝熱めのシャワー)】

お風呂は自律神経を調整するのにとても効果的です。寝る1〜2時間前に40度以下のお風呂にゆったり浸かるとリラックスモードに入って寝つきが良くなります。

逆に朝は少し熱めのシャワーを浴びるとシャキッと活動モードに入ります。

ただし、朝シャワーだけじゃダメです。

夜のゆったりお風呂が基本です。

【夕方以降、PCスマホなどのブルーライトは避ける】

これは大事です。寝る直前までPCスマホを使う方は脳は全く休まらないまま睡眠しています。

特に不調を持つお子さんは9時に寝るとしたらテレビなども7時までにした方が良いと思います。

部屋の照明も白熱灯のスタンドなどの間接照明にすると良いでしょう。

【カフェインは控える】

自律神経が弱ってる方はカフェイン気をつけてくださいね。カフェインは交感神経刺激剤です。

夕方以降は特に摂取しないことです。

最近はお子さんもカフェインとるんですよね…緑茶、紅茶、甘いコーヒー牛乳とか。

子どもはカフェインダメですよー

まずは生活改善です。

それでもダメなら、また、生活改善しきれない方は、治療家の手を借りるのが良いと思います。


リフレクソロジー、鍼灸、整体などの手技療法は自律神経のアンバランスを整えるのにとても良いと思います。

漢方やアロマ、食養生ももちろん良い助けになりますが、それらはあくまで対処療法的に使う自然のお薬です。

体の負担がゼロではないのでね、頼りすぎはどうかなーと思います。

私のところでは施術だけでなく、ご自身でやってもらうホームケアもお伝えしています。

サロンに頻繁に来れる方ばかりではないので、お家でご自身でもケアしていただきます。そうすると改善スピードが早いのです。
自律神経のアンバランスの改善は簡単ではありませんが、やれば必ず結果は出ますよ(*ᵕᴗᵕ)⁾⁾

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