出ないと思ってたホルモンが出るには…

生活習慣やお薬、ストレスなどの影響から
ホルモンバランスが乱れて、ホルモンが上手く分泌しづらくなってしまうことがあります。
例をあげると不妊などでクリニックに行くと診断される黄体機能不全。
脳から出るFSHやLHというホルモンや黄体ホルモンの分泌低下が見られます。
これらは妊娠に関わるホルモンなので、排卵障害による不妊や流産に繋がります。
ここでの治療は出にくくなっているホルモンの代わりになる
排卵誘発剤やプロゲステロンなどのお薬や人工的なホルモン剤の服用や注射です。

ここで、このお薬たちは身体にどんな働きがあるでしょうか。
黄体機能不全の原因はいくつかあります。
「卵を育てて!」と命令するためのFSHというホルモンや「黄体を作って!」というLHというホルモンを分泌する脳のシステムに異常が出てしまっている場合
命令を受け取る卵巣に異常がでてしまっている場合
あとは黄体ホルモンの命令を受け取って内膜を厚くする子宮の受け取りシステムに異常が出てしまっている場合
以上が主なものです。
ここでお薬がするのは、FSHやLHの代わりになるホルモンを身体に補充したり
脳に働きかけて卵が大きくなるようにしたり
黄体ホルモンや卵胞ホルモンの代わりになるホルモンを身体に補充したり。ということです。
これは卵が育って排卵されて子宮内膜に着床するのを大いに助けるのですね。

この大いに、というところがポイント!です。
出にくくなってしまっているホルモンを外からたっぷり補充する。ということを続けると…
足りないから一生懸命なんとかホルモンを出そうとしている身体にしてみたらどうでしょう。
必死にならなくても、ちゃんと外から補充されるのなら…
だったら一生懸命に出さなくても大丈夫かなぁ~っと、ホルモンを出す働きを弱めてしまいます。
なぜならホルモンは多すぎてもダメだから。
充分なホルモン量があるのなら、身体はそれ以上は出さないのです。
それが続くと…
身体はホルモンを分泌する仕事を少しずつ放棄し始め、いずれは完全にやめにしちゃうんですね。
ホルモン担当さんがどうせ私はもう用無しなんでしょーと拗ねて扉をパタンと閉じちゃう感じ。
やさぐれホルモン担当者です。
これがホルモン剤の困ったところ。
これは例に挙げた黄体機能不全に使われるものだけではありません。
避妊に使われるピル
副腎から分泌されるステロイド
膵臓から分泌されるインスリン
甲状腺ホルモンなどなど…
しばらく仕事を休んでしまうと、ホルモン剤の投与がなくなったとしてもなかなか復帰できません。

 

元々出にくかったんだものね。
完全にやめにしてしまった場合は、復活させるのは相当難しくなります。
その場合はずっとホルモン剤のお世話になるしかないこともあります。

それは困る!
ということで、フェイシャルリフレクソロジーではどうするのか。
やさぐれホルモン担当者さんチューに起きてもらってまた仕事をしてもらうためには…
扉を叩くのです!
「お願いだよー!あなたのホントの仕事を思い出してよー!」と呼び起こすのです!
と、フェイシャルリフレクソロジーでは脳に近いお顔からの刺激でその扉を叩いております。
そしてやさぐれホルモン担当者さんが仕事をしやすいように
乱れたバランスを整えたり、不調な臓器や連携を取る器官を活性化に繋がる刺激も同時にしていきます。
それを続けていくと…扉が少しずつ開いていきます。

そして、やさぐれホルモン担当者さんが重い腰を上げて仕事をしてくれるのです。

もし持病があって、ホルモン剤の服用を続けている場合でも
ホルモン補充されててもお仕事やめないでねー!
引き続きもっと分泌するように努力し続けてねー!
とエールを送り続けることができます。
これがホルモントラブルへのフェイシャルリフレクソロジーのアプローチです。
身体が整い、ホルモン分泌量が増えれば、ホルモン剤を減らせたり、やめられることに繋がります。

(断薬減薬は主治医の先生とご相談の上)
もう一生飲み続けるしかないからと、ただホルモン剤を服用し続けるのではなく、身体への影響を考えてケアしていくことをおすすめしますよ☆